身体に良い漢方薬で背中ニキビ対策
背中ニキビの原因は、脂質の多い食品を摂るなど食生活の偏り、
洗い流しが不十分で古い角質や皮脂が溜まる、ストレス、
ホルモンバランスの乱れなどが考えられます。
そういったホルモンバランスの乱れを正す方法として
漢方が良く用いられています。
漢方は自然からの生薬を複数配合したもので、
体の乱れたバランスや体質を改善することで
背中ニキビの改善が期待できます。
■中国伝来から日本独自の医学へ!漢方の発展の歴史
漢方薬は近年注目されており、医療機関においても処方されることが多くなってきています。
漢方は中国伝統医学で、日本に伝来されたのは5~6世紀ごろです。
飛鳥時代ごろに伝来し、それを模倣し始めたのが平安時代、そして日本独自の医学として
浸透していったのが室町時代以降となります。
平安時代には日本人によって最古の医学書が編纂されているので
医学に対しての関心も強くなっていきました。
日本独自の医学として、名古屋玄医や山脇東洋など様々な人物の力で漢方薬は広がっていきますが
西洋薬の普及から明治時代ごろからいったん衰退してしまいます。
ですがその後、湯本求真らの尽力によって徐々に漢方薬は復興し始め現代に至ります。
中国伝統医学である漢方は、日本人に合うものではなかったので、日本人向けや日本の気候に合った形で普及しています。
飲みやすいものや口の中で溶けやすいものなども多くあり、効能に関しても
わかりやすく表示されるようになったので、受け入れられるようになりました。
漢方の詳しい作用
桜皮には解毒作用があり、湿疹や蕁麻疹に良いとされています。
またエストロゲンと似た作用があるため、ホルモンバランスの乱れによるニキビに効果が期待できます。
忍冬は解熱や解毒の目的で化膿性炎症に使用され、赤く腫れた赤ニキビなどに効果があります。
この他にも漢方には様々な乱れを整える効果がありますが、効果はゆっくり効いていきます。
時間をかけて良くなるため、ゆったりとした気持ちで服用を続けることが大切です。
効果を実感するには最低でも2〜3週間、または1〜2ヶ月程度は様子をみることが必要です。
さらに漢方だけに頼るのではなく、日々体のケアをして、食事の改善をすることも忘れてはいけません。
背中ニキビができる根本的な原因は、そういった生活習慣から
来ていることが多いのです。
油っこい食事ばかり摂っていないか、寝不足になっていないか、
また清潔を心がけているかなど、背中ニキビを解消するためにも
改めて考えてみることをお勧めします。