いつまで経っても治らない…そんなニキビの悩みとサヨナラしよう
ニキビは主にアクネ菌によって発生してしまいます。
しかし、アクネ菌を除去すれば治るというわけではありません。
アクネ菌というのはもともと人の肌の上に存在しており、
他の病原菌の繁殖や侵入を防ぐという役割があります。
しかし、なんらかの原因で皮脂が過剰に分泌されてしまった場合、
アクネ菌が活発に活動を始めてしまいます。
それによって脂肪酸が作られてしまうのですが、この脂肪酸によってニキビが発生しやすくなるのです。
ニキビ治療には過剰な皮脂分泌を抑えることや毛穴の詰まりを除去することなどがポイントです。
皮膚科でニキビ治療を始めることにより、ニキビループから抜け出すことができるでしょう。
皮膚科のニキビ治療にはさまざまな方法がありますが、中でもケミカルピーリングがよく知られています。
■ケミカルピーリングの効果とリスクと注意点
ケミカルピーリングとは、肌にフルーツ酸などを素に作られた、酸性の強い化学薬品を塗り
表面をはがすことによってターンオーバーを促す治療法です。
日本では一部のエステ業界が導入して施術を始めましたが、安全基準が確立されないまま
スタートしてしまったため、肌トラブルの被害が多発しました。
そのため、2000年11月に厚生労働省が「ケミカルピーリングは医師しか行えない
医療行為に該当する」という内容のケミカルピーリングガイドラインを作成したため、
専門知識を持つ医師のみが施術することとなりました。
最近ではピーリング効果のある成分を配合した洗顔料などが市販されているため、
それらを使って自宅でも簡単なピーリングはできるようになりました。
ケミカルピーリングを行うメリットは、従来の美容施術と異なりダウンタイムが必要ないことや、
さまざまな肌トラブルをまとめて解決することができることです。
ただし、肌の表面をはがすことで、人によっては炎症などを引き起こす可能性があるため多少のリスクを伴います。
注意点として、術後は紫外線に注意することと、2~3週間は保湿ケアを十分にすることが大切です。
ケミカルピーリングによるニキビの治療
これは肌に酸性の薬剤を塗り、古くなった角質を溶かすという方法です。
肌の再生を促すことができますし、毛穴に詰まった老廃物なども除去することができるでしょう。
皮膚のターンオーバーを活性化させることにより、ニキビ跡や色素沈着にも
効果を発揮してくれると言われています。
ケミカルピーリングはニキビに高い効果を発揮してくれる方法です。
ニキビループで悩んでいる人にも最適な方法ですが、医療行為と定義されているので
皮膚科などの医療機関でしか行うことができません。
また、ピーリング後は一時的に肌のバリア機能が低下してしまうため、
紫外線対策やスキンケアをきちんと行うことが大切です。
きちんとケアしないと別の肌トラブルを引き起こすこともあるため、
ドクターのアドバイスにしたがってケアを行うようにしましょう。
ケミカルピーリングを受けることにより、肌のターンオーバーを促進することができますし、
余分な角質や皮脂を取り除くことができます。
継続的に行うことで古い角質をしっかり除去することができますし、
ニキビ以外の肌トラブルにも効果を発揮してくれるでしょう。
ちなみに、過剰なピーリングは肌を衰えさせる原因となるため、
治療を受けるのは1ヶ月に1回程度がおすすめです。